PDF結合・分割ツール

複数のPDFを1つにまとめたり、必要なページだけを取り出したりできます。ページの削除・並べ替えも同じ画面から行えます。ファイルがサーバーに送られることはありません。

PDFはアップロードされません。 結合も分割もすべてこのページを開いたブラウザの中だけで行われます。契約書や請求書のような書類も、どこかのサーバーに預けずに処理できます。

使い方

  1. PDFを点線の枠にドラッグ&ドロップするか、クリックしてファイルを選びます。複数まとめて選べます。
  2. 結合する順に並べ替えます。「↑」「↓」で入れ替えられます。ファイルの一部だけ使いたいときは「ページ」欄に 1-3, 5 のように書きます。いらないページを消したいときは、そのページ番号を書いて「を除く」に切り替えます。
  3. やることを「1つに結合する」か「複数に分割する」から選びます。分割は「1ページずつ」「nページごと」「指定したページの前で区切る」から選べます。
  4. 「作成する」を押すと、その場でPDFが組み上がります。プレビューで中身を確かめてから「保存」を押してください。元のファイルは書き換わりません。

PDFを結合したくなる場面と、そこにある落とし穴

PDFの結合が必要になるのは、たいてい他人に提出する直前です。 表紙と本文と添付資料を1本にまとめる、スキャンした契約書の抜けたページを差し込む、 経費精算のためにレシートの画像をまとめる、就職活動で履歴書と職務経歴書を1ファイルにする。 いずれも「相手に渡すファイルを整える」作業です。

ここに落とし穴があります。急いでいるときに「PDF 結合 無料」で検索して出てきたサイトに、 そのまま契約書や給与明細をアップロードしてしまう、という流れです。 結合という単純な作業のために、書類の中身をまるごと他人のサーバーに預けている ことになります。多くのサービスは「一定時間後に削除します」と書いていますが、 それは利用者側から検証できません。

このツールは、その一連の処理をすべてブラウザの中で行います。 ページを開いたあとはファイルが端末から出ないため、 通信を切った状態でも同じように動きます。実際に機内モードにして試してみてください。

「ページを消す」と「ページを取り出す」は別物

PDFから不要なページを取り除きたいとき、多くの人はビューアの編集機能で ページを削除して上書き保存します。これで見た目上はページが消えますが、 削除したページのデータがファイルの中に残っている場合があります。

PDFには「変更点だけを末尾に追記する」という保存方式があり、 この方式で保存されたファイルは、元のページのデータを残したまま 「そのページはもう使わない」という指示だけを書き足した状態になります。 通常のビューアでは表示されませんが、ファイルの中身を直接読めば取り出せてしまいます。 社外に出す資料から社内向けのページを削っただけ、という使い方では危険です。

このツールは削除ではなく組み立て直しをしています。 選ばれたページと、そのページが使っている文字・画像・フォントだけを新しいファイルに書き写し、 選ばれなかったページには一度も触れません。出力されたファイルに元のページのデータは 含まれないため、あとから取り出されることはありません。 機密のページを外して配布したい場合は、この方式を選んでください。

なお、ページ内の一部分だけを隠したい場合は別の話になります。 文字の上に黒い四角を描いても、下にある文字データはそのまま残っていて選択・コピーできます。 画像化してから隠す必要があり、その用途には 画像のモザイク・ぼかしツールの方が向いています (文字を隠すなら、モザイクではなく塗りつぶしを選んでください)。

ページ指定の書き方

「ページ」欄には、次のような書き方ができます。全角で入力しても通ります。

書き方 意味
(空欄) 全ページ
3 3ページ目だけ
1-5 1ページ目から5ページ目まで
1-3, 7, 10-12 離れた範囲をまとめて
5- 5ページ目から最後まで
-3 最初から3ページ目まで
10-1 10ページ目から1ページ目へ、逆順に並べ替え

右の「を使う/を除く」を切り替えると、書いたページを残す捨てるかが反転します。 「2ページ目と5ページ目だけ消したい」ときは 2, 5 と書いて「を除く」にしてください。 書いた順番がそのまま出力の順番になるので、 3, 1, 2 のように書けば並べ替えにも使えます。

スキャンしたPDFが大きすぎるとき

複合機でスキャンした書類は、1ページあたり数MBになることがあります。 これは各ページが画像として保存されているためで、 結合すると簡単に数十MBに達し、メールに添付できなくなります。

対処は2つあります。1つは本当に必要なページだけを送ることで、 このツールの「ページ」欄で絞り込めます。 もう1つはスキャン時の設定を見直すことです。 文字だけの書類をカラー600dpiで取り込む必要はほとんどなく、 白黒200〜300dpiにすればファイルサイズは10分の1以下になります。 すでにできてしまったPDFの中の画像を圧縮し直すことはこのツールでは行いません。 画質を落とす処理は元に戻せないため、取り込み直しの方が確実だからです。

このツールの仕組み

PDFは、文字・画像・フォント・ページの情報がそれぞれ番号の付いた部品として並び、 末尾にある索引がその位置を指す、という構造をしています。 結合とは、複数のファイルの部品を1つのファイルに集めて番号を振り直し、 索引を作り直す作業です。分割はその逆で、必要な部品だけを抜き出して新しい索引を作ります。

重要なのは、文字や画像そのものには一切触れていない点です。 圧縮されたデータを圧縮されたまま写しているため、 何度結合し直しても画質は劣化せず、処理も一瞬で終わります。 展開が必要なのはページの構成を記した部分だけで、 これはブラウザに標準搭載されている解凍機能で処理しています。

サーバーを使っていないので、回数制限も待ち時間もファイルサイズの制限もありません。 ページを閉じれば読み込んだファイルもメモリから消えます。 PDFに埋め込まれた作成者名などの情報が引き継がれないのは、 新しいファイルとして組み立て直しているためです。 写真に埋め込まれた位置情報を消したい場合は、 Exif・位置情報削除ツールで 何が埋め込まれているかを確認しながら消せます。

よくある質問

PDFはサーバーにアップロードされますか?

いいえ。読み込みも結合も分割も保存も、すべてお使いのブラウザ内のJavaScriptで行っています。ファイルがネットワークに送信されることは一切なく、ページを読み込んだあとは通信を切っても動作します。契約書・請求書・履歴書・診断書のように他人に見せたくない書類こそPDFの結合が必要になりやすいので、どこにも送らない作りにしています。

取り出さなかったページの内容は、保存したファイルに残りませんか?

残りません。このツールは元のファイルからページを「消す」のではなく、選ばれたページとそれが使っている部品(文字・画像・フォント)だけを新しいファイルに書き写しています。選ばなかったページのデータは出力ファイルに一度も書き込まれないため、あとから復元されることはありません。ビューアの編集機能でページを非表示にしただけのファイルは、元のデータがファイル内に残っている場合があります。

画質は落ちますか?ファイルサイズは増えますか?

落ちません。文字・画像・フォントのデータは圧縮されたまま一切展開せずに書き写しているため、元と同じ品質がそのまま保たれます。ファイルサイズは、結合した場合はおおよそ元のファイルの合計、抜き出した場合は使ったページの分だけになります。ただし複数のファイルで同じフォントが使われていても、それぞれのファイルの分が入るため、合計より少し大きくなることがあります。

パスワードがかかったPDFは扱えますか?

扱えません。読み込むと「パスワード保護されています」と表示されます。パスワード付きのPDFは中身が暗号化されており、解除しないとページを取り出せないためです。お使いのPDFビューアやAcrobatでパスワードを解除して保存し直してから読み込ませてください。閲覧はできるのに扱えない場合、印刷やコピーを制限する保護がかかっていることがあります。

しおり(ブックマーク)や、文書内のリンクは残りますか?

残りません。しおりと文書内リンク(別のページに飛ぶリンク)は、元の文書のページ構成を前提にしているため、ページを抜き出したり並べ替えたりすると飛び先が食い違います。誤った場所に飛ぶより無い方が安全と考え、削除しています。外部のWebサイトへのリンクは飛び先が変わらないのでそのまま残ります。

電子署名(電子印鑑)が付いたPDFはどうなりますか?

署名は無効になります。電子署名は「このファイルが1バイトも変わっていないこと」を証明する仕組みなので、結合や分割でファイルを組み直すと、どのツールを使っても必ず署名は外れます。署名の有効性が必要な書類は、原本のまま保管し、結合したものは閲覧用として分けて扱ってください。

作成者名などの情報は引き継がれますか?

引き継がれません。PDFには、作成したソフトの名前・作成者名・会社名・作成日時などが埋め込まれていることがあります。このツールは新しいファイルとして組み立て直すため、元のファイルに入っていたこれらの情報は出力に含まれません。社内で作った資料を社外に出すときに、意図しない情報が付いていくのを防げます。

何ファイル・何ページまで扱えますか?

本数の上限は設けていません。処理はお使いの端末のメモリの範囲で行われるため、実際の上限は端末の性能で決まります。目安として、合計100MB程度までなら一般的なパソコンで問題なく処理できます。極端に大きなファイルで動作が重い場合は、何回かに分けて結合してください。

スマートフォンでも使えますか?

使えます。ファイル選択から「ファイル」アプリやGoogleドライブ内のPDFを選べます。ただしプレビューの表示はスマートフォンのブラウザでは対応していないことがあり、その場合は保存してからPDFビューアで開いて確認してください。

ほかのツール

最終更新日: 2026-07-31