画像をPDFにまとめるツール
スマートフォンで撮った書類や写真を、1つのPDFにまとめます。並べ替え・用紙サイズ・余白を指定でき、JPEGは画質を落とさずそのまま埋め込みます。画像がサーバーに送られることはありません。
画像はアップロードされません。 読み込みもPDFの組み立ても、すべてこのページを開いたブラウザの中だけで行われます。画像がネットワークに送信されることはありません。
「自動」なら横長の写真は横向きのページに載ります。
印刷する予定があるなら10mm前後にしておくと端が切れません。
スクリーンショットや書類のスキャン向け。圧縮で情報を捨てないかわり、容量が数倍になります。
行をドラッグするか「↑」「↓」で順番を入れ替えられます。この順番がそのままページの順番になります。
使い方
- 画像を点線の枠にドラッグ&ドロップします。クリックしてファイルを選ぶこともでき、複数まとめて選んでもかまいません。スクリーンショットは Ctrl+V(Macは ⌘+V)でそのまま貼り付けられます。
- ページの順番を入れ替えます。行をドラッグするか、「↑」「↓」ボタンで動かせます。いらない画像は「×」で外せます。
- 用紙サイズ・向き・余白を選びます。迷ったらA4・自動・余白10mmのままで問題ありません。写真をそのままの形で貼りたいときは用紙を「画像に合わせる」にします。
- 「PDFを保存」を押すと、1つのPDFとして手元に保存されます。元の画像は書き換わりません。
なぜ画像のまま送ると受け取ってもらえないのか
提出書類を「写真に撮って送ってください」と言われて撮ったのに、 いざ送ろうとすると 3枚の写真が別々のファイルになっていて、 順番も相手に伝わらない。免許証の表と裏、通帳の見開き、 複数ページの申請書。こうした場面で 「PDFにまとめて1ファイルで提出してください」と指定されることが増えました。
理由は受け取る側の事情にあります。画像を複数受け取ると、
並び順はファイル名頼みになり、IMG_4821.JPG のような名前では
どれが1ページ目か分かりません。表示するソフトによって拡大率も向きも変わります。
PDFなら順番・用紙サイズ・向きがファイルの中に固定されるので、
誰がどの環境で開いても同じ見た目になり、そのまま印刷もできます。
提出先が「PDFで」と言うのは、体裁の統一と印刷のしやすさのためです。
スマートフォンの写真がPDFで横倒しになる理由
画像をPDFにまとめたときに最も多い失敗が、 画面では正しく見えていた写真が、PDFにすると横倒しになるというものです。 原因は写真の保存のしかたにあります。
スマートフォンやデジタルカメラは、本体を横に倒して撮影しても 画素そのものは回転させずに保存します。かわりに 「この写真は右に90度回してから見せてください」という指示を ファイルの片隅に書き添えます。これがExifの Orientation(撮影方向)です。 写真アプリもブラウザもこの指示を読んで回してくれるので、 普段は存在に気づきません。
ところがPDFにはこの指示を書く場所がありません。 指示を無視して画素をそのまま貼れば、当然横倒しになります。 作りの粗い変換ツールで写真が倒れるのはこのためです。
このツールは撮影方向を読み取り、PDF側の配置指定で向きを直しています。 画素を回して描き直すのではなく、「この画像をこう置く」という指定の中で回すため、 向きを直しても画質はまったく落ちません。
画質を落とさずにPDFへ入れる仕組み
画像をPDFにする処理は、素直に作ると 「画像を展開する → 描き直す → もう一度圧縮する」という流れになります。 JPEGは圧縮のたびに情報を捨てる形式なので、この流れを通ると 何もしていないのに画質が落ちます。 文字がにじむ、輪郭に細かい模様が出る、といった劣化です。
これを避けられるのは、PDFがJPEGをそのままの形で持てるように 作られているからです。PDFの内部には「この部分はJPEGとして解釈してください」と 宣言する仕組み(DCTDecode)があり、ファイルの中身を1バイトも変えずに 収めることができます。このツールは、読み込んだファイルが そのまま入れられるJPEGかどうかを実際にファイルの中身を読んで判定し、 条件を満たす場合は展開も再圧縮もせずに埋め込みます。 スマートフォンで撮った写真はほぼこれに当てはまります。
条件を満たさない場合——PNGやWebP、あるいは特殊な方式で保存されたJPEG——は、 一度描き直してから埋め込みます。この判定を省いて全部を描き直す作りにすると 実装は簡単になりますが、写真の画質が無意味に落ちるため、 手間をかけて分けています。
用紙と余白の選び方
| 目的 | 用紙 | 余白 |
|---|---|---|
| 書類の提出・印刷して渡す | A4 | 10mm前後 |
| 画面で見てもらう資料 | 画像に合わせる | 0mm |
| 写真をコンビニでプリント | L判 / はがき | 0〜3mm |
| 複数の写真を並べて保管 | A4 | 10mm前後 |
印刷する予定があるなら余白は0にしないでください。 家庭用プリンタの多くは用紙の端まで印刷できず(フチなし対応機を除く)、 余白0で作ると端が切れて出てきます。10mm程度取っておけば、 たいていのプリンタで切れずに収まります。 逆に画面で見るだけなら余白は不要です。
「画像に合わせる」を選ぶと、用紙サイズを決めずに 画像と同じ形の紙をページごとに作ります。 縦の写真と横の写真が混ざっていても、それぞれがぴったり収まった ページになります。ただしページごとに紙の大きさが変わるので、 印刷には向きません。
まとめる前にやっておくとよいこと
提出用の書類を撮った写真をPDFにする場合、位置情報の扱いに 一度だけ目を向けておくことをおすすめします。屋内で撮った写真にも GPS座標が入っていることがあり、それは多くの場合自宅や職場の座標です。 このツールはJPEGを画質優先でそのまま埋め込むため、 元の写真に入っていたExifは画像データの一部として残ります。 気になる場合は、先に 画像のExif・位置情報 削除ツール を通してからこのツールに読み込ませてください。
顔や氏名、口座番号など見せたくない部分が写り込んでいる場合は、 画像のモザイク・ぼかしツールで 先に隠しておきます。PDFにしたあとで隠すことはできないので、順番が大切です。 また、1回50枚を超える場合は分けて作り、 PDF結合・分割ツールで あとから1つにまとめられます。 逆にファイルサイズが大きすぎて送れないときは、 画像リサイズ・圧縮ツールで 先に画像を小さくしておくのが確実です。
よくある質問
画像はサーバーにアップロードされますか?
いいえ。読み込みからPDFの組み立てまで、すべてお使いのブラウザ内のJavaScriptで行っています。画像がネットワークに送信されることは一切なく、ページを読み込んだあとは通信を切っても動作します。枚数の制限や透かしの追加もありません。履歴書や領収書、契約書の写真のように他人に見せたくないものでも安心して使えます。
PDFにすると写真の画質は落ちますか?
多くの場合は落ちません。読み込んだファイルがJPEG(スマートフォンやデジタルカメラの写真は通常これ)であれば、画像を展開し直さずファイルの中身をそのままPDFへ埋め込みます。元のファイルと1バイトも変わらないものが入るため、劣化のしようがありません。PNGやWebP、HEICから変換した画像など、そのまま入れられない形式の場合だけ、いったん描き直してから埋め込みます。この場合は画質のつまみで調整できます。
横向きで撮った写真が倒れてしまいます
このツールでは倒れません。スマートフォンは本体を横に倒して撮っても画素は回さずに保存し、「表示するときは90度回してください」という指示(Exifの Orientation)だけを添えます。画像ビューアはこの指示を読むので画面では正しく見えますが、PDFにはこの指示を書く場所がありません。指示を無視して貼ると横倒しになります。このツールは指示を読み取り、PDF側の配置指定で向きを直しています。画素を回して描き直すわけではないので、向きを直しても画質は落ちません。
「画像に合わせる」とは何ですか?
用紙サイズを決めず、画像と同じ形の紙をページごとに作る設定です。A4のような決まった紙に貼ると、写真の縦横比との差が余白になります。「画像に合わせる」を選ぶと余白が出ず、画面で見たときに写真がページいっぱいに表示されます。画面で見てもらう資料や、写真をそのまま渡したいときに向いています。逆に紙に印刷する予定があるならA4などを選んでください。
「文字や図をにじませない」はどんなときに使いますか?
スクリーンショット、スキャンした書類、図表など、細い線や小さな文字が入った画像のときに使ってください。通常はJPEGとして埋め込むため、文字の輪郭にわずかなにじみが出ることがあります。この設定を入れると圧縮で情報を捨てない方式に切り替わり、画面の見たままが保たれます。そのかわりファイルサイズは数倍から十数倍になります。風景や人物の写真では見た目の差がほとんど出ないので、容量が増えるだけになります。
何枚までまとめられますか?
一度に50枚までです。上限を設けているのは、PDFを組み立てる間すべての画像をメモリに載せるため、枚数が多いと端末によってはブラウザが停止するためです。50枚を超える場合は分けて作り、PDF結合・分割ツールで1つにまとめてください。
作ったPDFにパスワードをかけられますか?
このツールではかけられません。PDFの暗号化は仕様が複雑なうえ、正しく実装しないと「かけたつもりで実は保護されていない」という最も危険な状態になり得るためです。パスワードが必要な場合は、Windowsなら「Microsoft Print to PDF」ではなくAdobe Acrobatなどの専用ソフト、Macならプレビューの書き出し設定をお使いください。
作られたPDFに個人情報は残りますか?
写真に埋め込まれていた撮影日時・GPS位置情報・カメラの機種名などは、PDFの文書情報としては引き継がれません。作成ソフト名だけを書き、作成者名や会社名は入れていません。ただしJPEGをそのまま埋め込む方式の性質上、元のJPEGファイルの中にあったExifは画像データの一部として残ります。位置情報を確実に消したい場合は、先にExif・位置情報削除ツールを通してからこのツールに読み込ませてください。
ほかのツール
- 電子印鑑作成・PDF押印ツール
名字や社名から印影を作って、PDFにそのまま押せます。背景が透けるので下の文字が消えません。契約書をどこにも送らずに押印できます。
- PDF結合・分割ツール
複数のPDFを1つにまとめる/必要なページだけ取り出す/いらないページを消す。契約書もアップロード不要です。
- 透かし(ウォーターマーク)挿入ツール
「社外秘」「見本」「© 名前」を全面に敷いて、切り取りだけでは消せない透かしにできます。画像もPDFも、どこにも送らずに処理。
最終更新日: 2026-08-08